HDDの基礎知識|自作パソコンに関する情報や知識ならPCテクニカ



PCテクニカ ロゴマーク



トップページ » HDDの基礎知識

HDDの基礎知識

システム・データ保存先として使われるハードディスク

ハードディスクは、Windows (OS)やプログラムをインストールしたり、データの保管場所となる記憶デバイスです。
パソコンには必ず記憶デバイス(HDDやSSD)が内蔵されています。
このページでは自作パソコンで使用するハードディスクの特徴やメリットについて解説しています。

大きさ・規格

ハードディスクには、3.5インチ、2.5インチ、1.8インチのサイズがあります。
自作パソコンやデスクトップパソコンで使用されるのは、3.5インチのハードディスクです。
またハードディスクの接続規格として、IDE(PATA)とSATAがありますが、現在の主流はSATAになります。
なので自作パソコンでは、3.5インチのSATAを使用するのが一般的です。

SATAⅡとSATAⅢ

SATAには、さらに転送速度によって種類があります。
現在の主流は、SATAⅡ(300Mbyte/s)とSATAⅢ(600Mbyte/s)です。パソコンショップなどで市販されているハードディスクはほとんどがSATAⅢです。
SATAⅢのハードディスクをSATAⅡのマザーボードに接続しても動作します。しかし速度の上限はSATAⅡです。マザーボード側が、SATAⅢに対応しているとSATAⅢの上限速度がでます。
SATAⅢのマザーボードとの組み合わせで、転送速度がやや向上すると考えていいでしょう。SATAⅢのマザーボードは現在主流になりつつあります。

AFT

AFT (アドバンスド フォーマット テクノロジー)は、ハードディスクに採用されている技術です。AFTのハードディスクとは、ハードディスクのセクタサイズが従来の512KBから4Kになっているものです。
最近のハードディスクは、AFTのものがほとんどになりつつあります。Windows7以降のOSでパソコンを自作する場合は、AFTでも非AFTでもどちらのハードディスクでも問題はありません。

容量

ハードディスクには、どのくらいデータを保存できるか容量があります。
3.5インチ SATAのハードディスクの主な容量は、250GB、320GB、500GB、1TB、2TB、3TBなどになります。
どのぐらいの容量のハードディスクを選択するかは使い方にもよりますが、Windowsのインストールなどで占める容量は、20GB~30GBなので、パソコンとして使用するなら250GBでも十分足ります。

後々どのくらいデータを保存していくかによって選択しますが、自作パソコンでは基本的にハードディスクを複数搭載できるので、ハードディスクを後から増やしてデータの保存領域を確保することができます。
なのではじめから1TBや2TBなど大容量にする必要性というのは特にありません。
システムドライブとしては 500GB、1TBで十分と考えていいでしょう。
ただし最近ではSSDの登場により システムドライブには高速なSSDを使うことが増えてきていますので、ハードディスクはデータドライブ・セカンドドライブとしての使われることが多くなっています。

取り付け場所/h3>

ハードディスクはPCケースの3.5インチベイ(3.5インチシャドウベイ)に取り付けます。
ケースによって取り付け場所が異なるときもありますが、通常はPCケースの前方にハードディスクを取り付けるための場所が確保されています。

複数のハードディスクの搭載

自作パソコンでは、複数のハードディスクを搭載できるのも特徴です。
はじめから搭載することもできますし、後から増設することもできます。
最大で搭載できる台数は、PCケースの3.5インチベイの数にもよりますが、ミドルタワーで4台~6台、ミニタワーで2台~4台程です。

ハードディスクの増設をすると、主にデータの保存先、バックアップ先として使用できます。自作パソコンでは外付けHDDなどを使わなくても、内蔵のハードディスクで代替できます。

メーカー

ハードディスクのメーカーは世界的にも数社に限られています。
Western Digital(ウエスタン デジタル)、Seagate(シーゲイト)、HGST(日立グローバル ストレージ テクノロジー)、TOSHIBAなどです。
Western Digital、Seagate、HGSTのハードディスクがシェアが高く人気もあります。