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配線のこだわり

最新ケースはケーブルの配線をしやすくする仕組を持つものが多い。これを活かしてケース内部の見栄えをよくするケーブルマネジメント術をご紹介します。
このケーブルマネジメント術は、ATX等の大きめのケースに限定される技である。
Micro ATXやMini ITについては、別途記載します。

1. CPUクーラーのファンの電源ケーブルの余剰部分は背面に回す

CPUクーラーのファンの電源ケーブルはぶらぶらさせておくとファンに絡むなどのトラブルを引き起こすことがある。余剰部分を背面に回しておくと見栄えがよくなるだけでなく、そのようなトラブルの回避にもつながる。

2. ファンケーブルの配線には「ケーブルクランプ」を使用する

ケースファンの電源ケーブルは、ケースのシャーシに貼り付けることができる「ケーブルクランプ」を利用するときれいに取り回すことができる。
「ケーブルクランプ」は10個入りで500円前後から入手できる。

3. フロントUSB 3.0ケーブルの固定に「ケーブル結束バンド」を活用する

フロントUSB 3.0ケーブルは硬くて曲がりにくく取り回しが難しいが、写真のように「ケーブル結束バンド」を使用すると収まりがよくなる。
「ケーブル結束バンド」は50本入りで200円前後から入手できる。

4. 使わないPCI Express補助電源端子は、「面テープ」でケーブルの根元に固定

PCI Express補助電源端子が一つ余っている場合は、「面テープ」でケーブルの根元に固定すると見栄えがよくなる。「面テープ」は5本入りで500円前後から入手できる。

5. 電源・リセットスイッチ、アクセスランプなどのケーブルは「ケーブルタイ」でまとめる

電源・リセットスイッチ、アクセスランプなどのケーブルは針金の入ったケーブルタイ(ビニールタイ)でまとめるとよい。ケーブルタイ(ビニールタイ)は100円ショップなどで購入することができる。

6. フロントサウンドケーブルの配線を工夫する

フロントサウンドケーブルは場所的に見栄えよく配線するのが難しいが、マザーボードベースと電源の隙間を利用したり、マザーボードベースの穴などを活用して背面から引き出したりすることでスッキリと配線することができる。

7. ビデオカードの下の空間を配線に利用する

ビデオカードとマザーボードの間にはそこそこ広い空間があるので、ケースファンの電源ケーブルなどを通すことができる。ケースファンコネクタが遠くにあるときはそこを利用してケーブルを取り回すとよい。

8. ケーブル固定用機構を利用する

裏面配線対応ケースの多くはケーブルを「ケーブルタイ」などでマザーボードベースに固定するための機構を装備している。これを活用すればケーブルの取り回しが楽になる上、輸送などでのケーブルの脱落の防止にもなる。

9. ケーブルは厚みが出ないよう心がけて配線する

電源ケーブルなどの太いケーブルを重ねて配線すると、厚みが出てしまいケースの側板が閉まらなくなってしまうことがある。
ケーブルは重ねずに添わせるようにして配線することを心掛けたい。

10. 電源ケーブルのまとめには「面テープ」を活用

ATX24ピンとEPS12Vの電源ケーブルは根本に近い部分が浮きやすく、側板を閉める際の障害になることがある。そういう場合は、「面テープ」を使って2本を根本に近い部分でまとめると浮きを抑えることができる。

11. 電源・リセットスイッチケーブル、アクセスランプケーブル、フロントUSBケーブルなどは「スパイラルチューブ」でまとめる

電源・リセットスイッチ、アクセスランプル、フロントUSBなどのケース機能のケーブルは、「スパイラルチューブ」でまとめるとよい。
「スパイラルチューブ」は、内径15mm長さ1mのもので200円前後から入手できる。

12. 余ったケーブルは「スパイラルチューブ」でまとめてドライブベイ下に

ペリフェラル用電源ケーブルなど、余ったケーブルは、「スパイラルチューブ」でまとめ、ドライブベイの下のスペースなどに置いておくと、乱雑になることなく、すっきりとした状態で隠しておくことができる。

13. 使用しないケーブルは隅にまとめる

ケース付属のファンコンを使用しない場合など、不要なケーブルがある場合は、任意の場所に貼り付けることができる「ケーブルクランプ」を活用してジャマにならない場所に固定しておくとよい