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メモリー増設後のトラブル

パソコンにメモリーを増設後にパソコンが起動しないということは稀にですがあります。
起動しない特徴としては、電源は入るがメーカーロゴが表示されない、BIOS画面が表示されない、などの症状が多いようです。
ここではメモリー増設後に起動しないというトラブルの原因と対処法について考えてみます。

1. 適切なメモリーかどうか

取り付けたメモリーが、そのパソコンの対応メモリーかどうか?というのは一番重要です。
対応メモリーでない場合は、起動しないことはよくあります。
例えば DDR2にもDDR2-533、DDR2-667、DDR2-800がありますが、パソコンによっては DDR2-533はOKでも DDR2-667とDDR2-800は不可ということはあります。
メモリーの形状は同じでも 非対応ということはあります。
メーカー製パソコンではメモリーモジュールメーカーで、自作パソコンではマザーボードメーカーなどで対応のメモリーを確認します。

2. 装着ミス

メモリーの装着が不完全ということが考えられます。
増設がうまくできているようでも、スロットの溝に埃が付いていたり、両端の爪のかかりが甘くなっていたりなどです。
一度メモリーを取り外し、スロット部にホコリ等が入っていないかどうか確認し、必要であればエアスプレーなどできれいにします。
メモリーを再装着することで起動することもあります。

3. メモリの不良

増設したメモリーの不良(初期不良)も稀にあります。
不良の場合は、パソコンが起動しない、また起動後にブルー画面になったり再起動したりという症状も出ることがあります。
メモリースロットが複数あるなら、もう一つのスロットに増設メモリーを付けてみるとどうなるか確認します。
別のメモリースロットでも同じような症状が出たらメモリーの初期不良の可能性は高くなります。
メーカーロゴ画面やBIOSまでは起動するような状態なら、メモリーのテストを行うことではっきりすることもあります。

4. 相性

パソコンとの相性の問題が出ることがあります。
基本的にメジャーチップ以外のメモリーでは相性の問題が生じやすくなります。
バッファローやIOデータなどで検索して準備したメモリーは動作確認済みのメモリーなので相性問題とはほとんど関係ありません。
メジャーチップ以外のバルクメモリーなどではしばしば相性の問題が起きるため、メーカー製パソコン、自作パソコンでは注意が必要です。
購入店では相性保証が付いていることがあるので返品交換ができることがあります。

5. スロットの不良

メモリースロットの不良が起きていることもあります。
もともと不良であったか、増設時の無理な取り付けなどで不良になったかは分かりませんが、メモリーそのものは問題なくてもスロットの不良も考えられます。
スロットの不良では、増設してもメモリーの容量が増えていないということがあります。
スロットが壊れているためメモリーを全く認識できていないということです。この場合も、他のスロットにメモリーを付けたらどうなるかを見ることで推測することができます。

メモリ不良の症状

メモリーの症状は故障箇所・故障具合によって多岐にわたります。
一般的には、起動しない、ブルースクリーンになる、再起動する、起動時にビープ音(Beep音)がなるなどが一番多くなります。
増設後ビープ音がなる場合は、メモリーの装着ミス、初期不良などが考えられます。