自作パソコンの世界へようこそ!
PCを自作する醍醐味は、用途やこだわり、予算に合わせてパーツを選び、自らの手で組み上げることにある。3万円以内で1台作ることもできるし、30万円つぎ込んで最新パーツだらけの贅沢な1台に仕上げることもできる。しかし、その価格差が性能差に直結しないのもPC自作のおもしろいところです。
そして、より深くパーツを知れば、どんな機能・性能に注目して予算を割くべきかが分かってくる。無数の選択肢からじっくり吟味してパーツを選び出す過程は、何度経験しても飽きのこない、興奮に満ちたものだ。そんな奥深いPC自作の世界へ、ぜひ一歩踏み込んでみてほしい。
自作パソコンとは?
自作パソコンとは、市販されているパソコンパーツを組み合わせて作る、自分だけのオリジナルパソコンのことを言います。
自作といっても、ドライバー一本あれば問題ありません。
完成までの簡単な流れ
まず、パソコンの使用目的をハッキリさせる。これは自作に限らずパソコンを購入する場合、第一に決めるべき項目です。
次に、使用目的を満足させるパーツを選んでいきます。自作パソコンで一番難しいのがこのパーツ選びです。パソコンに最低限必要なパーツは
の10種類になります。しかし、ディスプレイやキーボードなど、使いまわしの出来るパーツは新たに購入しなくても大丈夫です。
その他、目的に応じて必要なパーツは
などがあります。
パーツがすべて手に入ったらいよいよ組み立てに入ります。30分ほどで組み立てられますが、最初は1,2時間位はかかります。焦らず、ゆっくりやりましょう。
組み立て終わったら完成ではありません。電源を入れてみて、動作確認し、OS、各ドライバーをインストールしやっと完成です。
このように自作パソコンでは、CPU、メモリ、HDDなどパソコンに必要なパーツを一つひとつ自分で選び、自分の手で組み立てていきます。どんなパソコンになるか、その自由度は無限大です。しかし、その自由度の高さから、どんなパーツを選べばよいのか分からなかったり、うまく動くか分からないという不安を抱えている方も大勢います。誰でも、初めてパソコンを作るときは不安ですが、一度組み立ててしまえば思っていたより簡単だと思うことでしょう。
簡単と言っても、パーツ選びからセッティングにかけて、こだわれば奥が深い、趣味性の高い分野です。メーカー製パソコンから自作へ乗り換える人は少なくありませんが、自作パソコンからメーカー製のパソコンへ乗り換える人はまずいません。このことからも自作パソコンの魅力と奥深さを少しでも感じてもらえればと思います。