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電源ユニットの選び方

電源ユニットとは

電源ユニットの役割

電源ユニットとは、各 PC パーツに電力を供給する PC パーツです。電源ユニットは、電源コンセントから 100V の交流電流を受け取り、12 V 等の直流電流に変換します。変換された直流電流は、各 PC パーツに供給されます。

デスクトップパソコンに搭載される

電源ユニットは、一般的にデスクトップパソコンに搭載されます。ノートパソコンでも、交流電流から変換された直流電流が必要ですが、この変換は AC アダプタで行います。
AC アダプタは、ノートパソコン用に限らず、デスクトップパソコン用もありますが、電源ユニットに比べたら AC アダプタが供給可能な電力量は少ないので、AC アダプタで使えるデスクトップパソコンは、電力消費量が少ないモデルに限ります。

電源ユニットにも性能や品質に差がある

電源ユニットも、性能差や品質などによって価格に差があり、性能が高い電源ユニットほど、多くの電力を供給できます。また、品質が高い電源ユニットは、寿命が長く、冷却ファンの音が静かになるように設計されており、各 PC パーツに傷めてしまうような過剰な電流を、阻止する機能もあります。 よって、安かろう悪かろうである事を考えて、電源ユニットを選ぶのが望ましいです。

電源ユニットを選ぶ前に

販売されている電源ユニットは、主にデスクトップパソコンタワー型用

現在様々なパソコン用の電源ユニットが販売されていますが、販売されている電源ユニットは、たいていデスクトップパソコンタワー型用の電源ユニットです。タワー型以外のタイプのパソコンの電源ユニットは需要が少ないせいか、あまり販売されていません。そのため、デスクトップパソコン省スペース型や一体型、キューブ型に搭載可能な電源ユニットを探すのは結構苦労するかもしれません。

デスクトップパソコン省スペース型やキューブ型でも、PC ケースがタワー型用の電源ユニットに対応していれば、市販されているタワー型用の電源ユニットを搭載できます。

デスクトップパソコン一体型は、そのパソコンの製造メーカー独自の電源ユニットが使われている事が多く、そのようなパソコンに搭載可能な電源ユニットは、まず市販されていません。しかし、入手は不可能とは限らず、メーカーに購入できないか問い合わせてみたり、中古で流通してないか探す等の手段はあります。

PC ケースに付属する電源ユニット

パソコンを自作するために電源ユニットを購入するのであれば、PC ケースとセットにして電源ユニットを購入する方法が簡単です。たいていの PC ケースは、電源ユニットとセットになって販売されています。この購入方法なら、電源ユニットの規格やサイズを気にせずに、確実に PC ケースに取り付けられる電源ユニットを入手できます。

ただし、PC ケースに付属する電源ユニットは、安価な製品である事が多く、しっかりとした性能を持ち、静音性にも優れた電源ユニットが欲しいのであれば、別途で電源ユニットを購入するのがおすすめです。

単体の場合

電源ユニット単体で購入するときは、その電源ユニットを装着する PC ケースが対応する電源ユニットの規格やサイズと合う電源ユニットを選ぶ必要があります。
また、規格やサイズが合っていても、PC ケースの内部構造の特性により、搭載できない電源ユニットもあります。よって、電源ユニットを単体で購入するときは、慎重に選ぶ必要があります。

電源ユニットの規格

規格一覧

電源ユニットは、サイズ等の違いにより、幾つかの規格に分かれています。PC ケースに合った規格の電源ユニットを選ばないと搭載できないので注意が必要です。

ATX

デスクトップパソコン用電源ユニットの主流の規格でしたが、今は後継となる ATX 12V へと移行し、あまり見られない規格となっています。
ただし、ATX 12V も含めて、ATX 規格の PC ケースに搭載される電源ユニットを総称して ATX 規格の電源ユニットと表現される場合もあります。主にフルタワーやミドルタワー等の大きいサイズのタワー型パソコンに搭載されます。

ATX 12V

最もよく見られる電源ユニットの規格です。ATX と大きく違う点は、CPU への補助的電力を供給する ATX 12V コネクタがある点です。
バージョンによって、さらに分かれ、今の新しいバージョンは、ATX 12V ver2.3 です。主にフルタワーやミドルタワー等の大きいサイズのタワー型パソコンに搭載されます。

EPS 12V

ATX 12V と同じくらいよく見られる電源ユニットの規格です。ATX 12V をパワーアップしたようなものであり、一般的に ATX 12V の規格の電源ユニットより、価格が高めです。
また、EPS 12V の規格の電源ユニットは、どちらかと言うと、サーバーやワークステーション向けであり、個人向けパソコンであれば、よほど大容量の電力が必要で無い限り、ATX 12V を選ぶのが基本です。主にフルタワーやミドルタワー等の大きいサイズのタワー型パソコンに搭載されます。また、最近の電源ユニットは、この EPS 12V と ATX 12V の両者に対応した製品が多いです。

SFX

デスクトップパソコンタワー型の小型サイズ(ミニタワー、マイクロタワー)のパソコンや、デスクトップパソコンキューブ型によく搭載されます。Micro ATX 用電源とも表現されます。

Flex ATX

ATX より小型化した規格で、デスクトップパソコン省スペース型によく搭載されます。販売されているこの規格の電源ユニットは少ないです。

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